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-樹の21-
ムクノキ
椋の木/樸樹・ニレ科落葉高木 [下八川横野]
●周囲5.8m/樹高20m
北川茂次さんの話
「薬師堂を包み込むように生えちょって、尊厳ある木じゃ。
毎年実を結んで、数百羽の小鳥が集まるし、モマ(=ムササビ)や大型のフクロウも見かけるぜよ」
実は食用で甘く、ヒヨドリは冬、山から下りて来てすぐにこの実を食べます。
材は器具・薪炭などの用途があり、昔は天秤棒に賞用されました。葉を乾燥させたものは、家具などの仕上げ研磨に使われています。
(※残念ながら、その後の台風で倒れ、今はもうありません)
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-樹の22-
イスノキ
柞/蚊母樹・マンサク科常緑高木 [下八川十田]
●周囲1.2m
氷室(ひむろ)天神の境内に自生しています。
葉に虫コブが付いていることが多く、虫が出たあとは裏に小穴が開くので笛になります。
樹皮と葉の灰は「いすばい」といい、有田焼で上薬を染め付ける触媒に用います。
氷室天神には、クスノキ(周囲3.9m)やツガなども生じています。
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-樹の23-
春宮神社の社叢 [下八川土居]
「とうぐうじんじゃ」と読み、社歴によると、1559年(永録2)、悪疫退散・氏子長久のため、長宗我部元親(ちょうそがべもとちか)が、
京都から勧請(かんじょう)したとされています。
また宮司は、元親の子・右近大夫(うこんだゆう)曽我大隅守(そがおおすみのかみ)だったと伝えられています。
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オガタマノキ小賀玉木/黄心樹・モクレン科常緑高木
●周囲2.3m/樹高20m
春宮(とうぐう)神社の入り口に生じています。実をまくと芽付きやすい木です。
その名称は「招霊(おぎたま)」からの転化で、古くこの樹の枝葉を神前に供えたことにあります。
ただし、葉や花に芳香があるサカキ・ヤブニッケイ・タブノキなども同様に使われました。
ミカドアゲハチョウ(高知市の特別天然記念物)の幼虫は、オガタマノキの葉を食します。
春宮神社の裏手には、山内豊昌四代藩主(1670年頃)手植えのヒノキ(周囲3.5m)も生育します。
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主幹の無いスギ
杉・スギ科常緑高木 [高知県立牧野植物園]
このページを部分的に監修した山脇哲臣氏(元高知県立牧野植物園園長)は約30年前、清水安望(きよみずあもう)で、主幹が無くずんぐりした円錐形のスギを発見しました。
その後、枝を植物園に持ち帰り、挿し木で育てたものがこのスギで、現在8本あります。
山脇氏は、「もとのスギは国道194号の改良工事で無くなったが、挿し木による分身が生きている。庭園樹などに活用できるのではないだろうか」と話されています。
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※本文中の周囲とは地上約1.3mの円周で、樹高・樹齢は正確なものではありません。
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