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「絵の中のぼくの村」(1996年シグロ作品)は、東陽一監督による、ちょっと昔の日本の田舎を舞台にした、ノスタルジーいっぱいのファンタジー映画。
第46回ベルリン国際映画祭(ドイツ)銀熊賞(準グランプリ)や第23回ゲント・フランダース国際映画祭(ベルギー)グランプリをはじめとした、数々の映画賞を受賞した素晴らしい作品です。
実は映画化にあたっては、様々な経緯を経て吾北村がロケ地として選ばれ、平成7年7月から村内の各地で数々のシーンが撮影されたのです。
(高知県内では他に、原作の舞台である吾川郡春野町、高岡郡日高村、安芸市などでも撮影されました)
主役の二人が通う小学校や川遊びする清流、神社の境内、不思議な老婆が座る大きな薮椿の樹などの物語の舞台はもちろん、約100人の村民がエキストラとして出演するなど、
東監督が思い描く「あの頃」を再現するために、村をあげて協力させていただきました。
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〜誰にでもある心の風景を舞台に描く日本のファンタジー〜
この映画の原作は、絵本作家として活躍している田島征三さんの自伝的エッセイ、「絵の中のぼくの村」(くもん出版刊)です。
征三さんのふたごの兄にあたる田島征彦さんもまた絵本作家。ふたりは全く異なる手法で絵本を描きながら、話題作を発表し続けています。
そのふたごの田島兄弟が高知で過ごした少年時代のエピソードを原作から紡ぎ出し、東陽一監督と中島丈博さんがエンターテインメント性の高い脚本に仕上げました。
原作にはなかった三人の不思議な老婆や、伝説の妖怪を登場させて、物語をいっそうファンタジックなものにしています。
原田美枝子さんがモダンな母親をさわやかに演じ、長塚京三さんが昔は確かにいたはずの典型的な日本の父を、巧みに演じています。
主人公は、全国からオーディションで選ばれた高知の小学二年生、松山慶吾くんと翔吾くんのふたごの兄弟。
このキャスティングが演出のカギだったと語る東陽一監督は、ふたごの少年のもつ面白さと小さな魔性を自在に引き出し、見ごたえのある作品に仕上げています。
また音楽は、カテリーナ古楽合奏団が担当し、映像により透明感を与えています。
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〜ぼくらはいつも二人で川に釣りにいっていた〜
夏の終わり、京都に住むふたごの兄・征彦のアトリエを、弟・征三が訪ねてくる。
二人で初めて合作する絵本の打ち合わせのためだ。
絵本は、兄弟が高知県の田舎の村で過ごした、夢のような少年時代の物語。
二人の描いた故郷の絵から、映画は昭和23年の高知県の田舎村にとぶ。
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やさしい母と厳格な父、そして思春期の姉に囲まれた、絵が好きでイタズラも好きな、厄介なふたご。
勉強そっちのけでナマズをつかまえ、鳥と格闘し、ときにはよその畑まで荒らす。
気持ちを通わせながらも結局は傷つけられていく少女や、ボロを着た神様のようにある日ふらりとやってくる少年。
川の中から聞こえてくる「相撲取ろう」という不気味な声。
大木の枝に座ってすべてを見つめている、村の守護神のような三人の不思議な老婆。
彼らの目を通した、かつての日本の田舎には確かに存在した日常が、夢のように流れていく。
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CAST●原田美枝子/長塚京三/松山慶吾/松山翔吾/小松方正/上田耕一/岩崎加根子/筒井二三四(吾北村)/北川留寿(同)/小川港(同)/吾北村のエキストラ約100人 他
STAFF●監督:東陽一 ●原作:田島征三 ●脚本:東陽一/中島丈博 ●音楽:カテリーナ古楽合奏団 ●撮影:清水良雄 ●美術:内藤昭
●装飾:安田彰一 ●照明:竹山弘道 ●録音:弦巻裕 ●助監督:井坂聡 ●プロデューサー:藤沢克則/萩原吉弘 ●製作:山上徹二郎/庄幸司郎
芸術文化振興基金助成映画/35mm/カラー/ビスタサイズ/1時間52分/1996年 シグロ作品
※東映ビデオよりビデオ化され、発売・レンタル中です
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ホームページの開設にあたって、映画「絵の中のぼくの村」の製作に携わった方々から、メッセージをお寄せいただきました。
助監督を努められた井坂聡さんからもメッセージをいただきました
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映画「絵の中のぼくの村」の撮影の様子を、村のカメラが記録。
スクリーンの中で輝く子供たちや役者さんの普段の笑顔や、監督の素顔などがいっぱい。
平成7年の夏は、私たち吾北村民にとって忘れられない夏になりました。
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