吾北村と映画「絵の中のぼくの村」との関わりは、1992年(平成4年)に大阪在住の吾北村出身の方から、原作本の寄贈を受けたことから始まります。
その内容に感動すると同時に、舞台となった村に吾北村と似た部分を感じた私たちは、村内の自然を紹介した本「ごほく樹と水物語」を、原作者の田島征三さんにお送りしました。
そして翌'93年1月に、田島征彦さんから映画化の話をお伺いしたのです。
早速、監督になられる東陽一さんらにも同じ本を送付、「ロケ地の候補に」とのお返事をいただき、4月には井坂聡助監督とともに、ロケハンに来村していただきました。
'94年6月には、東監督がNHKスペシャル「妖怪が見えますか」(同年8月放送)の撮影のため再来村、村とスタッフの関係はさらに深くなっていきました。
…そして'95年7月、映画「絵の中のぼくの村」の撮影が、いよいよ始まったのです。

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●'95年 7月 31日
映画「絵の中のぼくの村」吾北ロケの初日は、主人公の二人が通う「春川小学校」の場面から撮影に入りました。
場所は、この年3月に児童数の減少で休校になってしまった清水第二小学校。
映画では広く感じられた学校も、本当はこんなに小さいのです。
フェンスやブランコなどが取り除かれ、村民が待ちに待った東監督ら映画のスタッフを迎えました。
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● 7月 31日
吾北村の子どもたちと東陽一監督、主人公の母親役の原田美枝子さん、校長役の上田耕一さんらで記念撮影。
夏の日差しのもと、さまざまな思い出を残してくれた映画撮影のスタートです。
100人が写ったこの記念写真は、村の8月広報の表紙になりました。
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● 7月 31日
吾北から世界的女優が誕生。
この時はそんなことは夢にも思わず、東監督と、老婆役の筒井二三四さん、北川留寿さん、小川港さん(3人とも吾北村在住)が撮影の合間に「あたしらぁが映画に出るのかよ、こまったちや」
「ぼくがスカウトした3人だから大丈夫!」と談笑していました。
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● 8月 1日
映画のオーディションの前に、男の子は丸坊主、女の子はおかっぱ頭にした吾北の子どもたち。
撮影の待ち時間も気にせず、タキユリ(カノコユリ)を摘んだり、カヤの葉を飛行機にして遊んでいました。
映画の撮影現場という緊張感はあまりなく、夏休みの一日と思っていたようです。
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